2週間ほど更新をサボってしまいました。
お手伝いをしてくれていたO島君が帰ってしまう前に何とか窯のアーチを仕上げてしまうべく1日14〜15時間働かせて間に合いました。
耐熱コンクリートの窯作りは手伝ったことはあるけれどレンガ積のまったく経験のない素人が、しかもマニュアルなしで(電話相談あり)作るという無謀な行為だったので翌朝見るのはドキドキ。
崩れてませんでした。ふ〜。
で、その作業中に聞いたO島君のお話をひとつ。
彼がアメリカから帰ってきて資金稼ぎのため溶接工をし始めたとき1200Sとか、
寸法にSの字が付いているのに気づき親方にその意味を聞いたのです。
親方 ”おめーアメリカに住んでたっていうけどこんなこともしらねーのか?まったく。センターのSじゃねーか”とおっしゃったそうです。その頃はまだ修行が足らなかった彼はつい言ってしまったそうです。
O島 ”あ、あのーセンターはCじゃ・・”
親方 ”う・・、細けーことしったかぶりしやがって、生意気いわねーで黙ってろ!”
また別の時、アメリカで日本食は買えるのか?ときかれてつい
”エイジャン マーケットが大体どこの町にもあるので不自由はしないですよ”と
答えたそうです。
親方 ”なんだそのエイジャってのは!アジアはアジアなんだよ!かっこつけやがって。だからお前はだめなんだよ!”と、雰囲気がいきなり冷たくなり自分のうかつさを呪ったそうです。
うーむ、わかるなぁ恥ずかしげもなくアジアン ビューティと連呼している全国版のTVCMもあるし。
そこで思い出したのが映画のAviatorの予告編と平尾マサアキのカナダからの手紙。
つづく
窯作りの完成おめでとうございます。私めは沢水の新たな取水口作りに挑戦しております。
作者と作品の関係ですが、作者イコール作品論には組しておりません。作品は作者の意図を超えて存在する論者ですから、相変わらず、作品の良さは認めております。
新しい窯での作品を期待しております。
一姓農山さん: 実はまだ完成ではなくて棟上げが終わったようなもんですが、でも7割がたというとこです。
>作品は作者の意図を超えて存在する・・というのはわかるような気もします。細部に集中した後、ちょっと離れて全体をみたときに、作った本人が「なんと、まんつ・・立派になってぇ」と思ったことありますから。