いわゆるひとつの通過点

今日もいつものようにジム付銭湯に行ってきました。
ジムで時々見かける野球部らしき高校生と初めて話す機会があり、
ちょいと世間話をした後、彼が「おじさん、何かやってらっしゃるんですか?」
と体育会系下級生経験者らしい丁寧な言葉で聞いてきた。
「何かやってるんですか?」というのはジムに通う人の
お世辞的社交辞令であるようで時々聞く。これはあれですね、
その、(おおー!すごい体ですねぇー)のようなニュアンスを匂わす感じ
みたいらしいです。あんまり直接ほめるとあっちの気を疑われる危険性もあるし。
まぁ、言葉の接ぎ穂に言ってしまったのかも知れぬけれど
(三枚肉状態はもう脱していて、本当はほんとにすごいのかも知れぬなぁ、ふふふ)
とも思ったが、問題はそこではなくて「おぢさん」である。
10歳以下は別として高校生以上に「おぢさん」と面と向かって、疑いも無くというか
何のためらいも無く呼びかけられたのは生まれて初めてだと思うのですよ。
45歳で頭禿げてて、残ってる髪と髭は8割方白髪のおっさんが何をいまさらと
お思いでしょうが、ただ、慣れてないんです。ぐぅっとつんのめった感じがしましたもん。
だって、(嫌味にとらないでね)、だって15年ほど、15年ほど、15年ほど
外国で働いてたしさー(ホントは帰国してたのを入れると実質通算12年半ほど)。
だってOJISANて(SUSHIとかGEISHAほど国際語にはなってない、と思う)
呼びかけられることなんて無かったし。
旅行者や在住の若い日本人と会うことはあったけど
そんな馴れ馴れしい呼びかけ方をする人なんていなかったしなぁ。
というか、ほぼスキンヘッドだったから
そんな度胸のあるやつはいなかったということかもしれんけど。
きっと、こういう風に客観的現実に打ちのめされる機会が多いほど
(若い娘にちょっかい出すのは控えよう)とか思うのであろうと
思う柿崎でありました。

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