美術作品に許されない唯一の性質

「美術作品に許されない唯一の性質は個人的な秘密である。鑑賞者が参加できないならば、それは解けることの無い謎となり,つまりは芸術作品ではなくなるからだ。」
誰の文章からメモしたのか忘れてしまった。かなり昔のような気がする。
アメリカの親分、ダン・デイリーがいつか私に言ってくれたことにもリンクするような気もする。
「玄人受けを狙ってはいけない。わかる人だけにわかってくれればいいなんて考えてものを作ってはいけない。小さな子供やお年寄り、普段美術品に特別興味を持たない人にもそばに近寄って来てもらえるようなものを私は作りたい。」さすが俺の親分、いいこといいうなーと今でも思う。
芸術家の仕事は、元をただせばエンターテインメントだもんね、だし。音楽、絵画、詩、文学、料理だってさ。楽しみを与えこそすれ、ひとを威圧しちゃいかんよな。まぁ、ひとはいろいろいるから(痛いの好きな人もいるだろうしさ)「退屈な日常生活の中にココロや気持ちが動くようなチャンスを与える」という風に解釈すればえげつないモンや気持ち悪いモンを体験させて反作用を利用するということもあるのかもしれないけど。
ま、それで、”美術作品に許されない唯一の性質は個人的な秘密”なんだけど、ヒントがちゃんと与えられているんならいいんじゃないの?とも思う。「すべて娯楽は探偵小説に通じる」てな事も聞いたことがあるような気もするし。

10645259_1449403121982476_3904624027449630430_n


Previous post芸術家は己の情熱にのみしたがうべし、ほかのすべては首かせにすぎぬ